2022_01_6D_回Ps_M44プレセペ星団_かに座

M44_プレセペ星団_ビーハイブ星団_散開星団_色とりどりの星と小さな銀河達_かに座

2022_01_6D_回Ps_M44プレセペ星団_かに座

天体について

「M44」はちょうど、かに座の甲羅に位置しています。
かなり大きな散開星団で大きな星も多く、星の色合いも豊かな美しい星団です。
「プレセペ」はラテン語で「飼い葉桶(かいばおけ)」の意味です。2匹のロバが飼い葉桶のエサを食べている様に見えるのでその名が付いたそうです。
なんとなく…見えますか?星の並びでその姿を想像するのも楽しいです。

「かに座」と聞くと誕生日から占う「星占い」を思い浮かべます。
「かに座」はその「12星座」の一つです。
星座としては大きな星が無い上、星座自体も小さいので目立つ星座ではありません。

ステラナビゲータ_春の南_横道と星座絵_星図

*黄色の線は黄道です。
*この星図は4月1日20:00頃、日本の本州から観た南の宙です。


星占いで用いられる「12星座」は、太陽の動く道「黄道」に沿って存在する12個の星座です。星座の大きさにはかなりのばらつきがあるため、「黄道」を12等分した「宮」として扱い、誕生日に太陽がその「宮」に居た星座を「誕生星座」として占いに用いるようです。
が、実際は「地球の首振り運動」で星座の位置は星座占いが始まった約2000年前とはずれてきています。
また、先述の通り星座自体の大きさが違うので、12等分した「宮」は本当に星座の居る位置か?「信じるか信じないかは、あなた次第」といったところでしょう。
ともあれ、小さく目立たない「かに座」は、この「星占い」で注目される存在となりました。

もう少し詳しく

ステラナビゲータ_M44プレセペ星団_かに座_春の南__星図

*この星図は4月1日 20:00の南方向の宙です。
*緑色の十字線(+)が天体の位置を示しています。

名称M44/NGC 2632/Mel 88
別名プレセペ(飼い葉桶)星団 /
ビーハイブ(はちの巣)星団
英語名Praesepe Cluster/Beehive Cluster
星座かに座
分類散開星団
見かけの大きさ95’
見かけの等級3.1
赤経/赤緯 08h40m13.0s / +19゚37’16”
距離約 577光年

*検索するサイトや規格によって違うことがありますので、目安にしてください。

2022_01_6D_te_回Ps_M44プレセペ星団_かに座

「M44_プレセペ星団」をよーく見ると、大きな星に紛れてとても小さな銀河(黄色い丸の中)がかなりたくさん居ることがわかります。

春の宙は銀河観察を楽しもう!


春の宙は「深宇宙」を観測するのに絶好の季節です。
この時期の天の川は、宵の口に冬の天の川(天の川銀河の外側方向)、明け方に夏の天の川(天の川銀河の中心方向)が観られ、夜間のほとんどは天の川の銀河面に邪魔されることがありません。
では、「天の川の銀河面」とは何か…
「天の川」とは私たちの住む「天の川銀河」を銀河の中から真横方向に眺めた姿です。
私たちが住む「地球」をはじめとする「太陽系」は天の川銀河の中心から少し離れた場所に位置しています。「天の川銀河」の中には私たち天の川銀河の仲間である多くの星団や星雲などがとてもたくさん存在します。春の夜空は先述の通り天の川、つまり銀河面に干渉されることが少なく、「深宇宙」を観測するのに好都合の季節といえるのです。

クレジット::NASA/JPL-Caltech/R.Hurt[SSC-Caltech]

*「SUN」と白字で記されているあたりが、現在の太陽系の位置です。
*天の川銀河の姿は、観測データに基づいた想像図です。

M44_プレセペ星団と小さな銀河

「M44_プレセペ星団」の星たちは天の川銀河の仲間で、距離はおおよそ570光年ほどです。
それに対し小さな銀河達は小さく見えても本当の大きさは、たくさんの星や星雲を含んだ銀河でとても大きいです。
見かけが小さく見えるのは距離がとても遠いためで、それぞれ○○億光年と桁違いに遠いのです。
地球から眺めた時に、たまたま「M44_プレセペ星団」と重なって見えているだけで、宇宙の奥行を考えると全くの別物です。

かに座銀河団

それにしてもたくさんの小さな銀河が狭い領域に集まっています。
これって銀河団?と思い、調べてみたところ「M44」の直ぐ北側に「かに座銀河団」があることがわかりました。
その一部がM44に紛れているように見えるなら納得できるのですが…

M44_かに座絵とかに座銀河団星図

*緑色の十字線(+)が「M44」の位置を示しています。

そこで「かに座銀河団」について調べてみた。
ところが有力な情報があまりないのです!

ウイキペディアの「銀河団の一覧」記事によりますと、「誤り」という項目に「時々、実際は銀河団や超銀河団ではないものが銀河団として報告されることがある。また、構成銀河の位置、特有速度、結合質量等を再検討することで、かつて銀河団とされていたものが単に同じ方向に見えていただけであることが判明することもある。」とする銀河団の一つとして「かに座銀河団」が載っていました!
情報が少なかった理由は、これだったようです。

この記事を書いて

いかがでしたか?
当初、散開星団として記事を書こうと思っていましたが、私自身も思ってもみない方向の興味深いことがわかりました。
こんなにたくさんの小さな銀河達が居たなんて!さすが、春の宙です。
これこそが天文写真の醍醐味!銀河達の名前を調べることもとてもおもしろかったです。
一緒にお楽しみいただけましたら、幸いです
>^_^<

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